尿検査:尿糖
病院で行われる検査シリーズの第10回目です。テーマは尿糖。
どんな検査?
おしっこの中に出たブドウ糖を検出することが目的です。
尿糖が陽性の場合、尿中に糖が漏れ出ている病的な状態が想定されます。
尿糖が陽性の場合、糖尿病が疑われますが、かならずしも尿糖=糖尿病ではないため、他の検査値と併せて判断する必要があります。
尿糖が陽性となる疾患には、糖尿病以外にも、甲状腺機能亢進症・下垂体機能亢進症・副腎機能亢進症等々もありますし、ストレスや運動・糖分過剰摂取などでも陽性となることがあります。(他にもありますが割愛)
一般に良く行われている試験紙法(リトマス試験紙みたいなもの)では、アスコルビン酸(ビタミンC)により、擬陽性となることがありますので注意が必要です
今日はここで終わりです。では続きをお楽しみに
せっかくですから、病院で行われる検査シリーズのリンクを張っておきますね。
第1回 赤血球数
第2回 ヘモグロビン・ヘマトクリット値
第3回 多血症
第4回 貧血症
第5回 白血球数
第6回 血小板
第7回 尿検査:総論
第8回 尿検査:色調
第9回 尿検査:尿量
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